高島暦の楽しみ方

70年以上も発行を続けている当社の高島暦ですが、時代背景と社会環境の変化とともに「見たことはあるけど、どうやって楽しむものなのかよく知らない・わからない」という読者様の声が多くなってまいりました。そこで、神正館の高島暦を手にされた方々に、できるだけわかり易く、楽しんでいただけるようにご説明差し上げます。暦カレンダーや運勢だけではなく、潮の満ち引き、日出・日の入の時刻、種の植える時期、季節の花・野菜などの情報も掲載しています。

*本コンテンツは、当社商品「高島暦出版本部編纂 東京神正館蔵版」を対象にしています。

初めての方へ:
ご自分の九星を調べましょう

ご自身の運勢を知るには自分の九星を知ることから始めます。
p.5:年齢干支九星早見表
にて、ご自分の生まれ年から、自分の九星を確認します。
例)昭和46年1971年10月生まれ → 二黒土星
必ずどれかの九星に該当します。そして九星同士で相性があり、また、時の流れに合わせて運勢も変化していきます。
※ご自分の九星はずっと変わりませんので覚えておいてください。

<九星の種類>
一白水星(いっぱくすいせい)
・二黒土星(じこくどせい)
・三碧木星(さんぺきもくせい)
・四緑木星(しろくもくせい)
・五黄土星(ごおうどせい)
・六白金星(ろっぱくきんせい)
・七赤金星(しちせききんせい)
・八白土星(はっぱくどせい)
・九紫火星(きゅうしかせい)

【1月~2月上旬生まれの方はご注意!!】
1月1日~2月3日(生まれ年の節分の日)までに生まれた方は、前年の九星となります。
現在我々が使っている暦(グレゴリオ暦)は太陽暦といいます。これは1月1日から12月31日までを1年としますが、九星気学(高島暦)は、地球が一年間かけて太陽の周りを一周する運行を二十四等分した「二十四節気」が基になっています。立春(2月4日頃)から節分(翌年の2月3日頃、立春の前日)までが1年となっているため、1月1日から2月3日(節分)までに生まれた方は前年の九星となります。例えば昭和46年2月1日生まれの方は前年昭和45年の「三碧木星」が自分の九星となります。二十四節気で有名なものでは、立春、春分、夏至、大暑、秋分、冬至、大寒などご存じでしょうか。

目的① 自分の1年間の運勢を知りたい

自分の1年間の運勢を知りたい

自分の1年間の運勢について、九星で見てみましょう

p.20~28一白水星~九紫火星について

見るところ①

本年のあなたの本命星
自分の九星が今年どんな傾向にあるか説明されています。

見るところ②

吉方位・凶方位、方位吉凶図
(図の下が北、右が西になります。ご注意ください。)その年のいい方角(吉方)、良くない方角(凶方)です。仕事のことなら職場から、プライベートなら自宅からの方角として参考にしてください。

見るところ③

毎月の運勢
月ごとの運勢がわかります。九星は常に動いており、運勢を鑑定する時は年盤・月盤・日盤・時刻盤を使い詳細に運勢を鑑定します。月ごとに変わる運勢を把握すれば行動するタイミングを最適にすることができます。

目的② 今年の恋愛運について知りたい

今年の恋愛運について知りたい

本書では特別に恋愛について言及しているページはありませんが、ご自身の九星に示されている吉方位に出かけることが重要です。
高島暦(九星気学)は風水の一種で立向に分類されます。俗にいうインテリア風水は「座山」に分類され、住んでいる場所に祐気(運気)を呼び込む考え方です。一方、高島暦は運気をつかむために自ら移動(祐気採り)して、開運するという考え方です。
つまり、恋愛に関して運気をつかむために出掛けるべき方角などを示しています。具体的にはデートや知り合うきっかけとなる集まりに運気が来るように事前に出掛ける方角や、当日ご自分に優位な方角を示しています。

p.20~28一白水星~九紫火星について

見るところ①

吉方位・凶方位

見るところ②

方位吉凶図(図の下が北、右が西になります。ご注意ください。)

見るところ③

月ごとの吉方位

目的③ 特定の人との相性を知りたい

高島暦(九星気学)は九つの星で構成されていますが、その星も五つの要素から成り立っています。それぞれの関係には相性があり、ご自分の九星と比較すれば、なぜか気が合う、波長が合う、どうしても苦手、一緒にいると疲れるなど、感情以外の相性がわかります。

p.20~28一白水星~九紫火星について

見るところ①

相性(ページ右下)

<五つの要素に分けた九星>
木星:
三碧木星(さんぺきもくせい)
・四緑木星(しろくもくせい)

火星:
九紫火星(きゅうしかせい)

土星:
二黒土星(じこくどせい)
・五黄土星(ごおうどせい)
・八白土星(はっぱくどせい)

金星:
六白金星(ろっぱくきんせい)
・七赤金星(しちせききんせい)

水星:
一白水星(いっぱくすいせい)

<九星の関係性(五行説)>

九星の関係性(五行説)

「相生」
隣り合う要素と相関関係があり、協力関係にあり相性がいい
<要約>
木は火を生み、火は木を燃やすと灰になり土を生む。金(属)は土(鉱脈)から生まれ、金は腐食すると水に還り、木は水の力で育つ。

「相剋」
相手のエネルギーを奪いとる関係。つまり、一緒にいると疲れたり、テンションが落ちたり、ネガティブさに引っ張られたりします。その結果、イラつくなど苦手意識が生まれます。
<要約>
木は根から土の養分を吸収して育ち、土は水を吸収し地形によって水の行く方向を決められる。水は火を消し、火は金属を溶かす。金属でできた斧で木はなぎ倒される。

「比和」
同じ五行同士は助け合います。

比和

目的④ 今年の開運する方角(吉方位)、良くない方角(凶方位)を知りたい

目的②でもご紹介いたしましたが、高島暦(九星気学)では自分で吉方位に出掛けて開運することができます。特定の日時について、どの方角へ出かけると開運できるかを鑑定することは可能ですが、本書ではその年、月においての吉方位、凶方位をお伝えしています。

今年の開運する方角(吉方位)、良くない方角(凶方位)を知りたい

p.3方位吉凶図

見るところ

この年の立春(2月4日頃)から翌年の節分(2月3日頃)までに九星がどこの位置に在泊しているかを表しています。皆様の九星の吉方位はp.3下の「各人の吉方位」にまとめられています。ご自分の九星の吉方位を確認していただき、その方角へ出掛けてください。

p.20~28一白水星~九紫火星について

見るところ①

右中段に「本年のあなたの本命星」があります。この最後に〇吉方位・●凶方位が確認できます。

見るところ②

右下に九星ごとに吉方位と凶方位を示した「方位吉凶図」があります。コンパスとは反対に図の下が北、上が南、左が東、右が西になっています。ご自分のお住まい、会社を起点にどの方角が吉方位かを確認してください。

見るところ③

12か月ごとに吉方位が示されています。毎月移動する星の動きによって吉方位が変わるので、毎月確認しましょう。

目的⑤ 縁起の良い地鎮祭や竣工式、契約日を特定したい

一般的には大安は縁起が良く、仏滅は良くないと知られています。これらを六曜と呼びます。六曜には他に先勝、友引、先負、赤口があります。
他にも引っ越し、土の移動、井戸掘り、建築についてのタイミングや方位について説明しているページがあります。

p.2〜3

年賀状を作成するときに気になる干支(えと)を、九星気学では十二干支(じゅうにかんし)と呼びます。それぞれは方角も示しますが、毎年それぞれの方位に神々が存在します。p.2では、建築事項に関係する神々がどの方位にいるかを示しています。

p.7

六曜について説明されています。

p8~19

一年のカレンダーです。下から3つ目の行に六曜が示してあります。それぞれについてわかり易く図にすると以下の通りです。

一年のカレンダー(運勢が凶の場合の六曜について)
p.30

一人に手相や人相があるように、家にも家相があります。「家相の図」にはどの方位に何を配置すると良いかわかるようにまとめてあります。

目的⑥ 縁起の良い引っ越し、移転の方角を知りたい

縁起の良い引っ越し、移転の方角を知りたい

下記のページに吉方位、凶方位が示されています。その方位への引っ越し、各月の吉方位を参考に引っ越しを実施してください。起点は、お引越しなら今お住まいのご住所、移転なら会社の現所在地になります。
しかし、現実的には決められた方角へ引っ越しをしなくてはいけないことが多いと思います。その時の対処法のとして確実なのは「八方除け」「方位除け」のご利益がある神社で祈願することです。寒川神社(神奈川県)、富士山本宮浅間大社(静岡県)、方違神社(大阪府)など、全国に八方除け、方位除けで知られる神社は多く存在しています。
ひと月単位ではなく、開運となる日時を知りたい方は、日盤・時刻盤と言われる盤を使って詳細に開運方位、時間がわかる鑑定方法があります。鑑定士さんへお問い合わせください。

p.20~28一白水星~九紫火星について

見るところ①

右中段に「本年のあなたの本命星」があります。この最後に〇吉方位・●凶方位が確認できます。

見るところ②

右下に九星ごとに吉方位と凶方位を示した「方位吉凶図」があります。コンパスとは反対に図の下が北、上が南、左が東、右が西になっています。お住まい、会社を起点にどの方角が吉方位かを確認してください。

見るところ③

「〇月の運勢」で12か月ごとに吉方位が示されています。九星は2時間ごと、毎日、毎月、毎年動いています。毎月移動する星の動きによって吉方位が変わるので、毎月確認しましょう。

目的⑦ 海釣りが趣味なので、満潮・干潮の時間が知りたい

海釣りが趣味なので、満潮・干潮の時間が知りたい

海釣りをされる方にとって潮の満ち引きは釣果にとても影響します。本書には毎年、海上保安庁から発表される資料をもとに満潮・干潮の時刻を掲載しております。
※時刻は東京(晴海)における時刻となり、お住まいの場所とは多少の時差があります。
p.4:潮汐満干の時刻

目的⑧ 個人菜園・園芸をやっているので種を植えるタイミングが知りたい

個人菜園・園芸をやっているので種を植えるタイミングが知りたい

農作物を育てるには適切な時期に準備を行い、種植えが必要です。本書にはそのタイミングを毎月、そのひと月を上旬、中旬、下旬と分けて示しております。

p.8〜19月別カレンダー

見るところ

右下「農作」にはその時々に必要な作業が示されています。今年はどんな作物を育てるのでしょうか。

p.31種まき(関東基準)

見るところ

作物ごとに種まきに適したタイミングが整理されています。

p.31園芸メモ(関東基準)

見るところ

草花ごとに追肥、種まき、さし木、植付けなどに適したタイミングが整理されています。

目的⑨ 登山が趣味なので、日の出・日の入りの時刻を知りたい

登山が趣味なので、日の出・日の入りの時刻を知りたい

登山やバス釣り、いろいろな趣味で明るくなる時間、暗くなる時間を知っておく必要があると思います。本書には日出・日入の時刻をまとめた表があります。
※この表の数値は東京(晴海)から見た水平線における日出・日入の時刻です。
p.4:日出・日入の時刻

目的⑩ 日本に昔から根付いている二十四節気や雑節などを知りたい

日本に昔から根付いている二十四節気や雑節などを知りたい

日本は明治5年(1872年)12月2日まで、月の満ち欠けを基準に運用する暦(太陰太陽暦)を使用してきました。現在、旧暦と呼ばれている暦です。この暦は月の満ち欠けに基づき運用されていたため、1年間が354日となり本来の季節とのズレが出やすく、農作や生活に支障が出るため、季節を正確に捉えるため1年の太陽の運行をもとに考え出されたのが「二十四節気」です。
p.6:令和五年二十四節気の日時

一方、「雑節」は太陽の運行や15日間という決まりはなく、季節の移り変わりをより的確に把握するために設けられた、特別な暦日です。例えば、節分、彼岸、八十八夜、土用などがそうです。
ちなみに「土用の丑の日に鰻を食べる習慣」は、二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を土用といい、その期間に迎える丑の日(六十干支の丑の日、カレンダーでひらがな表記の部分です「例:きのとうし」)を指します。お察しの通り、丑の日は年に4回程度あり、それぞれ春の土用の丑の日には「い」、夏は「う」、秋は「た」、冬は「ひ」のつく食べ物を摂ると良いとされ、夏バテしやすい夏の丑の日に鰻を食す風習が江戸時代から見られるようになったようです。諸説あるので調べてみると面白いですよ。

目的⑪ 季節の花や旬な野菜を知りたい

季節の花や旬な野菜を知りたい

行楽地を訪れる時、季節の花を見に行ったり、旬な食材にであったりすると旅行や休日が一層楽しくなりますよね。本書では、その時々に見ごろや旬を迎える花、野菜が整理してあります。

p.8〜19各月の花

見るところ

ページ番号の上

p.20〜31各月の野菜

見るところ

ページ番号の上

目的⑫ 家を設計する時の参考にしたい

家を設計する時の参考にしたい

人には手相、人相があるように、家にも家の相があります。九星気学は東洋の五占術(命術、卜術、相術、医術、山術)のうち、相術に分類されます。家の向きや玄関、トイレ、倉庫、井戸などの配置を考える際に参考にしてください。
p.30:家相の図

目的⑬ 赤ちゃんの誕生祝い、両親の長寿祝い、結婚記念日の〇婚式を知りたい

赤ちゃんの誕生祝い、両親の長寿祝い、結婚記念日の〇婚式を知りたい

現代社会や普段の生活において、日本の習慣について知る機会が減り、周囲に教えてくださる方がいらっしゃらないと、ついつい忘れてしまうことも。ご自身のライフステージが変わり、家族ができる、ご両親が年を召されるなど、その節目ごとにお祝いをしておくことで生活や人生がより豊かなものになります。

p.32

誕生祝、長寿祝、結婚記念日

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